大竹耕太郎をなぜホークスは手放したのか?現役ドラフトの戦略の裏側

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現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍した大竹耕太郎投手が大活躍しています。

これだけの投手をなぜソフトバンクは放出したんでしょうか?そこにはソフトバンクの現役ドラフトの戦略が関わっています。

現在ドラフトのルールを交えて放出の舞台裏をご紹介します。

最後までご覧になってお楽しみください。

目次
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手放した理由

大竹投手をホークスがNPBで初開催された現役ドラフトのリストに挙げた理由は三つ考えられます。

現役ドラフトの戦略

まずはこの現役ドラフトの指名ルールが大きく関わっています。

そのルールは下記のとおりです。

・獲得希望選手として他球団からより多くの支持を得た球団が一番目の指名権を得る。

・指名順一位の球団が指名した選手が所属する球団が次に獲得選手の指名権を得る。

つまり各球団のリストの中で一番人気の選手が所属する球団からドラフト指名をスタートします。

以後は獲得指名を受けた球団が順々に指名を繰り返していきます。

他球団にとって魅力のない選手をリストに載せるといつまでも指名できなくなるってこと?

そうなんだ!他球団が獲得したいと思う魅力ある選手をリストに載せて指名順を上位に予定する。その上で他球団の魅力ある選手を確実に獲得にいく戦略だったんだね。

中継ぎ投手の補強

元々ホークスは中継ぎの層を厚くする戦略で投手の獲得を狙っていました。

シーズン開幕時の先発ローテは千賀が抜けたとはいえ、先発陣の頭数は十分に足りている計算だったのでしょう。

大竹選手の将来

直近の2年間で0勝と勝ち星を挙げられず、一軍での登板も少なくなっていた大竹投手の未来を考えた球団側の配慮もあったのでしょうか?

今年で28歳と他球団ならまだまだ活躍するチャンスを得られる可能性があると見ての放出だと思います。

現在の現役ドラフトのルール上、自チームが指名上位の権利を得るには、他球団から魅力のある選手をリストに入れなければならないんです。

つまり大竹投手はホークスにとっても他球団が必ず欲しがるであろう選手だと判断したからこそのリストアップだったのです。

良い選手を指名するには、良い選手を出さなければならないんだね。

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現役ドラフトのの指名順

一番投票を集めたのは古川侑利投手(日ハム)でした。つまり日ハムから指名をスタートします。

1、日ハム→松岡洸希投手(西武)

2、西武→陽川尚将選手(阪神)

3、阪神→大竹耕太郎投手(ソフトバンク)

4、ソフトバンク→古川侑利投手(日ハム)

ここで指名一位の日ハムに戻ったので、最初の投票でウェーバー順で広島になりました。

5、広島→戸根千明投手(巨人)

6、巨人→オコエ選手(楽天)

7、楽天→正隨優弥選手(広島)

ここですでに指名が終了している広島に戻ったので、また最初の得票とウェーバー順で中日からの指名で再開します。

8、中日→細川成也選手(横浜)

9、横浜→笠原祥太朗(中日)

ここでまた投票とウェーバーでロッテからスタートします。

10、ロッテ→大下誠一郎選手(オリックス)

11、オリックス→渡辺大樹選手(ヤクルト)

12、ヤクルト→成田翔投手(ロッテ)

(注)かっこ内は現役ドラフト時の所属球団です

戦略どうりに3番目に大竹投手が阪神に指名されたので、当初から狙っていた一番人気の古川投手をホークスは獲得できます。

このルールには賛否両論あるようで今後の議論になりそうですね。

ホークス時代

大竹投手は2017年育成4位で福岡ソフトバンクホークスに入団、翌年に支配下登録されます。

新人から3年間で10勝を挙げるも、その後はケガなどで登板数は激減して未勝利でした。

記録

2018年8月1日の埼玉西武ライオンズ14回戦で、先発初登板、先発初勝利を記録しました。

育成出身投手で史上初です。

人生の目標

大竹投手にとって和田毅投手が人生の目標だそうです。

ホークス時代から同じ早稲田大学の大先輩にアドバイスを貰っていたことを明かしています。

移籍前のオフに自主トレにも参加したおかげで直球の威力が復活したと言われています。

それだけ和田毅のトレーニングがハードなのだと42歳で現役を続けられていることに納得しました。

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まとめ

今シーズンから阪神タイガースに現役ドラフトで移籍し大活躍の大竹耕太郎投手をなぜホークスが手放したのかをご紹介してきました。

所属球団でチャンスがなく出場機会に恵まれない選手がこの先もっと大竹投手のように活躍できる環境ができればいいですね。

このまま大竹投手にはタイトルを取るような活躍を期待します。

最後までご覧いただきありがとうございました♪

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